フローリング「天然素材=身体に良い」という都市伝説がちまたでは囁かれてます笑。
果たして、それはどこまでが信用できることなのでしょうか?
皆さんは、そんな当たり前風の話を少しつっこんで考えたことはありますか?
もし「考えたことはない」という方は、この機会に疑うことを覚えてもよいでしょう。
なぜなら、世の中に出回っている広告のほとんどは、商品を売りたいための広告だからですね。
シンプルに考えると当たり前のことです。
しかし、嘘も言っていない。
例えば、観賞用植物に毒キノコを売り出したい。そうなった場合は、
「色鮮やかで自然の癒し〇〇」みたいなキャッチコピーになるのでしょうか?笑。
つまり、この場合は「鑑賞用だから」という商品としての立ち位置があるから
毒キノコの悪いところはすべて伝える必要がないわけです。
少し極端な例だったかもしれませんが、その商品がどんな役割であるのか?
という立ち位置で、伝える、伝えないの判断基準が変わってきます。
もちろん、食品は体内に直接入るものなので、健康と言い切れる根拠はしっかり持っているのだとは思います。
しかし、この建築業界の、とくに「天然素材=身体に良い」は疑ったほうが無難です笑。
なぜなら、建築業界では内装材(フローリング、壁材など)の立ち位置は、「美観・実用素材」の認識が強いからです。
つまり、一番大切にしていることが「見た目」「実用性」ということです。
その考え方の基準は、今も昔も業界ではあまり変わっていません。
そうなると「身体に良い」という根拠も調べる必要がありませんよね?
そんな業界が、家を売りたいとなって、広告会社に頼んで生まれたのが「天然素材=身体に良い」というキャッチコピーだと思うのですが。
もちろん、広告会社は木の専門家ではありませから、基本的に法律に触れなければ表現の自由は許されるわけです。
……、ご理解いただけましたでしょうか?建築会社だから、木のことを研究しなければいけない。なんて必要性はないのです。ご注意ください笑。
ここまでは業界ではそんな基準で木を取り扱ってますよ。というお話でしたが。
木のことをしっかりと勉強すると、木にも人間と同じく個性があります。
そして、勉強すればするほど、すべてが健康によいとは言えません。
一方で、予算に糸目をつけず、住宅システムや住宅設備を組み合わせれば、その問題はクリアできたりします。
でも私たちからすれば、桐の性能を理解していれば、不要な設備は必要ないと思うので、すごくもったいないな、と思うのです笑。
ただ、何を大切に家づくりを進めるか?は、皆さんの考え方が大切だと思います。
私たちで言えば住環境に大切なことは「住まう人の健康」です。
そして、桐であれば、桐のもつ効果や特徴を活かすことで、よりよい住環境の実現ができると考えおすすめしています。
しかも、その効果は半永久的に持続します。
とは言え「後悔しない家づくりの方法はありますか?」とよく聞かれたりしますが、それは、「何十年先のことも考えて気持ちよく住めるか」「要は直感と体感です」と答えています笑。
大切なことは何十年先もを考えて体感して、考えてみることだと思うのです。
「桐床を使いたい」そう考えている人にお伝えしたいこと。
桐床をご検討いただきありがとうございます。
最近、お客様ご自身で床材を指定していただき家づくりをはじめられる機会を多くいただくことがあります。
しかし、桐の特性上、キズが付きやすい側面があります。
そのため、桐のこのデメリットの部分しか認識のない建築会社が、施工後のトラブル回避のため、打ち合わせ時に他のフローリングを勧めてくるというケースが発生しております。そのことにつきましては桐の特性上の問題もありますので、桐から得られるメリット・デメリットをしっかり比較、ご検討いただきご判断をお願いいたします。しかし「利益率の問題で他のフローリングに変更を勧める建築会社がある」とご相談をいただく事例がありました。その場合はもちろん決裁権はお客様ご自身にあります。もし、そのようなケースでお困りなことがありましたら、ご連絡ください。弊社にて対応いたします。
また、このようなトラブルが起こる大きな原因として、桐に対する建築会社の知識不足の問題があげられます。ご心配な方は打ち合わせ前に弊社までご相談ください。対処方法、または事前に指定の建築会社様へ取り扱い方法などを弊社からお伝えすることも可能です。お気軽にご連絡ください。