家の「結露」の問題は私たちの健康と暮らしに深く関係します。
家づくりを始めるまえにこの問題について考えてみましょう。
ぜん息、気管支炎、アトピー性皮膚炎。この健康被害のほとんどが結露から始まり発生します。また、家にも結露はよくありません。その例に躯体内結露という言葉があります。窓ガラスが結露でビショビショに濡れるように、その現象は壁の中でも日常的におこり、家にとって最も要となる、土台、柱、梁などの構造材を簡単に腐らせます。
現在では住宅の高気密化が進んでいるため、高気密住宅の弱点である結露のリスクは高くなっています。その対策として、高気密住宅では24時間換気システムが義務付けられてはいますが。あくまで、機械にまかせたシステム。生涯保つ保証もなければ、それに掛かるメンテナンス費もランニングコストも安くはありません。
そこで、この結露問題をシステムにも頼らず、そして半永久的に持続する。少し違う視点、「桐のちから」を内装材に使った場合という実験をしてみました。
桐がもつちからの一つに「調湿効果」があります。ここで、現代の一般的な住宅様式を仮定した箱(写真左:以降「一般住宅箱」と表記)と桐の箱(写真右:以降「桐住宅箱」と表記)を気密住宅に見立てて調湿効果の比較実験を行いました。
「桐住宅箱」(右)の湿度が81%となる。このときの湿度が観測した最高到達点となり、これ以降、桐が吸湿を開始、分岐点となる。一方、「一般住宅箱」(左)は湿度計が確認しづらいほど結露現象がおこり継続的に湿度が上がり続ける。
気密性のとれた同じ条件でも素材を変えることで、明らかな差が生まれました。このことを住まいに置き換えて考えみください。いくら優れた建物でも使用する内装材によって室内の環境に違いが出ることが分かりました。
表示者・製造元
桐建材株式会社
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