皆さんはどのように湿気と向き合っていますか?
これから家づくりをはじめようと考えている人の中には、
アパート暮らしで、床のベタベタや洗濯物の生乾き、夜の寝苦しさと。
湿気に悩まされていた。
という経験をお持ちの人も多いことでしょう。
そもそも日本は高温多湿の国です。
そのため、鉄筋コンクリート作りのアパートなんかは
非常に湿気と相性が悪いと言えます。
だって、日本建築の歴史のなかに、レンガ造りやコンクリートなんてありませんでしたからね。本当に進化をしないといけなかった湿気対策の「土壁」や「高床」「イグサ畳」なんてものは古いと忘れさられてきました(苦笑)。
と、まぁ
昔の人のほうがよほど、構造や素材のちからを理解し
エコ意識が高かったのでしょう(笑)。
とは言え、
現代建築では、その湿気対策を家電やシステムで解決しよう!
という発想で乗り切っている状態です。
うん、いいね……。
とはーーー、なりませんよ(笑)。
正直、かなり勿体ない考えだと思います。
現実的に初期コストやランニングコストが掛かるじゃないですか(笑)。
エコロジーはいったいどこへ??
ーー昔と比べてそんなに温度や湿度が変わったのか?
これは調べれば分かることですが、
1800年代後半と比べて平均温度は2℃上昇、湿度に至ってはほぼ変わらない。
という結果があります。
繰り返しますが、
昔の人は構造や素材のちからで湿気対策をしていたわけです。
さすがに、昔の家を現代にもう一度。とはならないと思いますが(笑)。
ただ、素材のちからをうまく現代工法と組み合わせることが賢いやり方ですよね。
ーー湿気対策で見直されている素材のちから。
そんな感じで、現代のオシャレな住宅にマッチし
且つ、調湿性や不燃性がある素材として再注目をされたのが「漆喰壁」が代表的です。
ちなみに、漆喰壁の歴史は日本では1300年前まで遡るんですね~。
これをエモいというのでしょうか?使い方が分かりませんが(笑)。
このように、素材のちからを知り、応用することは
非常に効率的でエコと言えますよね。
ちなみに、エアコン温度を1℃下げるだけで10%~17%年間電力を削減しているそうです。
買い物で10%オフ、なんて聞いたら、ついつい買っちゃいそうになる私としては、すごいことだなと思うわけです(笑)
とは言え、少し残念なのは、昔と今の漆喰壁の使い方の違いが
その調湿性能を活かしきれていないことなんですけどね(苦笑)
昔は土壁と合わせて、漆喰壁の厚さが15cm以上だったわけで
その体積があって調湿をしていたので、
現在の使い方では、ほんの気持ち程度という性能が少し残念といえます。
「漆喰壁はすごく調湿効果があります!」なんて言う、業者さんがいれば
とてもご注意ください(笑)。
ーーそんな感じで、最終的に桐に話は移るのですが(笑)。
けっして、誇張なく桐は調湿効果が高いです。
木材には水を吸収できる最大含水率というのがあります。
しっかり乾燥させた桐のフローリングは、その最大含水率が非常に高く。
その効果で室内の水分を吸収するということなんですね。
しかも、大気中の水分が減れば、その水分を放出します。
つまり、これが
「桐は一年中快適に暮らせる」
とお客様から言われる由縁ということなんですね。
なんだか、最後は少し宣伝みたいになってしまいましたが(笑)。
要は、素材のちからを知れば、エコで快適な暮らしのヒントはまだまだ隠されていますよー。
ということでした。
ぜひ、今後の家づくりにご参考ください。というお話でした。
ありがとうございます。
「桐床を使いたい」そう考えている人にお伝えしたいこと。
桐床をご検討いただきありがとうございます。
最近、お客様ご自身で床材を指定していただき家づくりをはじめられる機会を多くいただくことがあります。
しかし、桐の特性上、キズが付きやすい側面があります。
そのため、桐のこのデメリットの部分しか認識のない建築会社が、施工後のトラブル回避のため、打ち合わせ時に他のフローリングを勧めてくるというケースが発生しております。そのことにつきましては桐の特性上の問題もありますので、桐から得られるメリット・デメリットをしっかり比較、ご検討いただきご判断をお願いいたします。しかし「利益率の問題で他のフローリングに変更を勧める建築会社がある」とご相談をいただく事例がありました。その場合はもちろん決裁権はお客様ご自身にあります。もし、そのようなケースでお困りなことがありましたら、ご連絡ください。弊社にて対応いたします。
また、このようなトラブルが起こる大きな原因として、桐に対する建築会社の知識不足の問題があげられます。ご心配な方は打ち合わせ前に弊社までご相談ください。対処方法、または事前に指定の建築会社様へ取り扱い方法などを弊社からお伝えすることも可能です。お気軽にご連絡ください。