「床が冷たい」
そう感じた経験はありませんか?
そして、ほとんどの人はその対策として、スリッパを履いたり、床にカーペットをしいたり、はたまた床暖房をとりいれたりとそんな感じの選択をしますよね。
でも、ちょっと冷静に考えて欲しいんです。
そもそも床ってなんのために存在するのか、ということを。
そもそも、床は人が家で生活するのであれば、一生のお付き合いです。
その床が大切な家族の健康を害しているのに、それがなんだか当たり前のことで。
その対策ために余計な出費や手間を惜しまない人達がすごく多く、「床の寒さ対策商品」がネットやホームセンターで多く出回っている。
そんな現状を考えると、本末転倒というか…。それ、どういうことよ?って思っちゃう訳です(笑)。
そもそも、その床の冷たさの原因は、「熱伝導率」にあります。
例えば、「鉄」は熱伝度率が高いため、寒い日に触るとめちゃくちゃ冷たかったりしますよね?
それはフローリングにも言えることで、素材が違えば熱伝導率もそれぞれ違います。
よく、天然無垢のフローリングは暖かい。ってまとめて言われてますが。
この間違った知識が「無垢のフローリングしたけど冷たい」問題につながっている訳ですね。
無垢だって、木種によって熱伝導率が全然違います。
簡単な見分け方で言えば、「固くて重いな」って感じる木種は熱伝導率が高い(冷たいと感じる)と思った方がいいでしょう。
逆に、軽い木種はそれだけ、空気をふくんだ細胞をしているため、熱伝導率は低く、肌に触れても冷たさを感じません。
この冷たさの違いは体感するとすぐに分かるのですが、かなり違います。
ちなみに、「桐」は世界で2番目に軽い木です。
「軽い」と言うことは、それだけ空気を多く含みます。
簡単な話し、世界で2番目に「暖かく感じる」ことができる素材なわけなのですが、その暖かさは触ってみるとすぐに分かります。
実際に桐床のフローリングを使っているお宅では、冬でも素足、カーペットも不要です。
もちろん、床暖房なんて発想にはならないでしょう(笑)。
でも、その柔らかさから「キズがつきやすい」というデメリットもあります。
なので、床のキズを気にするのであれば、あまりオススメはできません。
ですが、家族の健康や快適な暮らしを求めている人であれば、桐は圧倒的にその効果を実感できます。
もし、これから家づくりやリフォームなどを考えているのであれば
熱伝導率の知識を持もつことをオススメします。
「無垢ならなんでも暖かい」に騙されてはいけません(笑)。と言うお話でした。
「桐床を使いたい」そう考えている人にお伝えしたいこと。
桐床をご検討いただきありがとうございます。
最近、お客様ご自身で床材を指定していただき家づくりをはじめられる機会を多くいただくことがあります。
しかし、桐の特性上、キズが付きやすい側面があります。
そのため、桐のこのデメリットの部分しか認識のない建築会社が、施工後のトラブル回避のため、打ち合わせ時に他のフローリングを勧めてくるというケースが発生しております。そのことにつきましては桐の特性上の問題もありますので、桐から得られるメリット・デメリットをしっかり比較、ご検討いただきご判断をお願いいたします。しかし「利益率の問題で他のフローリングに変更を勧める建築会社がある」とご相談をいただく事例がありました。その場合はもちろん決裁権はお客様ご自身にあります。もし、そのようなケースでお困りなことがありましたら、ご連絡ください。弊社にて対応いたします。
また、このようなトラブルが起こる大きな原因として、桐に対する建築会社の知識不足の問題があげられます。ご心配な方は打ち合わせ前に弊社までご相談ください。対処方法、または事前に指定の建築会社様へ取り扱い方法などを弊社からお伝えすることも可能です。お気軽にご連絡ください。